
【コロナ禍】こんな時だからヨガで心を整えましょう
本記事では、コロナ禍でのヨガの効果についてご紹介しています。
こんにちは、ヒロです。
コロナウイルス中々収束しないですね…
全国各地に緊急事態宣言が発令されて、イベントや旅行など中止となるものも増え、辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか。
私自身も、実家にかれこれ2年近く帰れない日々が続いており、ちょっと実家が恋しいなと感じております。
お酒を飲みにいくのも大好きだったため、みんなと飲み会ができない今の状況が辛いです。
そんな鬱々(うつうつ)とした気持ちに対して、ヨガの効果を調べた報告がありましたのでご紹介させていただきます。
目次
新型コロナウイルスにかかっていなくても生じている影響
コロナウイルスにかかってしまうと色々と症状が出てしまうことは、メディアでも報じられています。
しかし、コロナウイルスにかからずともその影響は私たちに及ぼされています。
会いたい人に自由に会えない、旅行に行きたいのに行けない、イベントに参加したいのにできない、みんなで集まって遊びたいのに控えている…
挙げればキリがないほど、私たちの行動に何らかの制約がかかっているのが今の状況と考えます。
このような状況こそが、最も重大なストレスを私たちに与え続けています。
AMMAR, Achraf,らは、コロナ禍による行動制限により、精神的な幸福度の低下や抑うつ度合いの増悪などの心理的な面に対して悪影響を及ぼし、身体活動量や社会参加の低下を示したことを報告しています1)。
これ、まさにそうですよね。
先程も書きましたが、私自身、家族など会いたい人に会えなかったり、やりたいことが出来ずモヤモヤしたことをこのコロナ禍に多く経験し、何となくワクワク感といったものがコロナ前に比べて減ったなと感じます。
うまくストレスをマネジメントしないと、本当に抑うつ状態になってしまいそうです。
このストレスマネジメントの一つにヨガというわけです。
ストレスマネジメントの一環としてのヨガ
先ほど紹介したように、コロナにかからなくても私たちの健康は、知らず知らずのうちに損なわれる可能性にさらされているのが現在の状況と考えます。
放っておくと、そのままうつ病や体力の低下などどんどん悪循環となっていく可能性が高くなるため、何かしらの対策が必要です。
その対策の一つとしてヨガの効果が検証されたようです。
SAHNI, Pooja Swami,は、ロックダウン期間中の643人を対象にオンライン調査を実施し、ヨガをしている人、その他の精神に関わる練習をしている人、何もしていない人を分類して、抑うつ度合いや幸福感などの精神的な評価を比較した結果、心の平穏を保ち、ストレスや抑うつをコントロールするために効果的であると結論づけています2)。
ちなみにこの報告の中で、ストレスの要因も調査していましたが、最も大きかった要因は「孤立」だったそうです。
※私自身、完璧に理解できているわけではないので、興味をもたれた方は、ぜひ原文をご一読ください。
ヨガは、呼吸をゆったりと行いながら、適度な体への負荷をかけて自分の心と体に意識を向けていくため、自律神経のバランスを整えることにつながるものと考えます。
ヨガの抑うつに対する効果については過去のブログでもご紹介していますので、こちらのリンクをご参照ください。
自分にあったストレスマネジメントを探す
ここまではヨガに関する報告をご紹介いたしましたが、有酸素運動であればなんでも効果はあると思います。
実際、抑うつや不安な気持ちに対する有酸素運動の効果は世界的に多く報告されています。
ですので、ランニング、ウォーキング、家で筋トレなどなど、何かしら体を使って適度に負荷をかけると良いでしょう。
実際、私はランニングをしたり、ほとんど人のいない近所の低山をトレイルランニングしたりなどもしています。
先ほどの報告の中でもあったのですが、やはり『何もストレスマネジメントをしないというのが問題』になると考えます。
抑うつ状態になると、作業効率を落としたり、最悪の場合うつ病につながったりと、生活上に様々な影響が生じてしまいますので、予防は非常に大切です。
スタジオに通うにはちょっと抵抗があると思われる方もいると思いますが、現在はオンラインヨガが非常に豊富になっています。
運動初心者の方に対するゆったりとした動きのクラスも多いですので、そういったところに参加したり、youtubeで短時間のヨガをしてみても良いと思います。
まとめ
今回はコロナ禍におけるヨガの効果についてご紹介いたしました。
ポイントとしては、
・コロナ禍での行動制限は精神・心理面に対して負の影響がある
・ヨガはストレスや抑うつのコントロール、心の平穏に影響を与える可能性がある
・ヨガ以外でも良いので、何かしら体を動かすなどのストレスマネジメントを見つける
といったところです。
まだしばらくは行動制限など、コロナ以前の生活に戻るのには時間がかかると思われます。
なんとか心身の健康を崩さないよう、自分の心身を大切にしていきましょう!
出典
1)AMMAR, Achraf, et al. Effects of home confinement on mental health and lifestyle behaviours during the COVID-19 outbreak: insights from the ECLB-COVID19 multicentre study. Biology of sport, 2021, 38.1: 9.
2)SAHNI, Pooja Swami, et al. Yoga an effective strategy for self-management of stress-related problems and wellbeing during COVID19 lockdown: A cross-sectional study. PloS one, 2021, 16.2: e0245214.

