ヨガはポーズを取るためではない!
本記事では、ヨガはポーズを取ることが目的ではなく、心と体を整えることであることについて述べています。
こんにちは。ヒロです。
今日は
ヨガはポーズを取るだけではない
というテーマです。
なんとなく複雑なポーズを習得していくものというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
本当の目的はそうではないということについて、体験を元に意見を述べていこうと思います。
結論としては
《結論》
・ヨガは8つの段階から構成されるものになり、ポーズ(アーサナ)を取ることは、あくまでも一つの過程に過ぎない。
・一番大切なことは、『意識と無意識を結ぶ』こと。
となります。
目次
ヨガに対する最初の印象と初体験の感想
ヨガって聞くと、体がかたくてできないとか、女性がするものなんてイメージは多くないですか?
実際、私自身が初めてヨガというものを知った時は、女性ばかりでしたし、「こんな体のかたい自分には縁のない世界だな」という印象だったことを覚えています。
イメージ的には下の写真のような感じのイメージでした。
数年前、初めてヨガクラスを受けた時も、周りは女性ばかりで男性は私1人。周りの人は体が柔らかいのに、私は…。
劣等感を感じました。
しかし、徐々にインストラクターの人の動きの指示に集中するにつれて、劣等感が消えていき、ただ自分の体に集中していったのを克明に覚えています。最後のシャバアーサナ(しかばねのポーズ)の時のリラックスした気持ちも最高でした。
このような不思議な感覚の体験を重ねていったことが一つのきっかけとなり、インストラクターの資格を取ろうとなりました。
ヨガ=つなぐ、結ぶ
ヨガはサンスクリット語(古代インドの言葉らしい)で『つなぐ、結ぶ』という意味を表します。
では何と何を結ぶのでしょうか?
書籍やネットに色々な書かれ方がありますが、あえて私なりの言葉で表現するなら、『意識』と『無意識』を結ぶものと捉えています。
言葉にするとややこしいですね。
言い換えると、「意識してないところに意識を向けて感じる」といったところでしょうか?
つまり、自分に向き合う大切な時間なのです。
私は普段のクラスでよく「アーサナの出来や、人と比べるのでなく、今の自分の体に集中してください」といいます。それはこの「つなぐ」ということに集中してほしいからです。
ちなみに、意識と無意識をつなぐことは目的ではなく手段です。それでは何のために?といった話になると、これは非常に難解な話なので、またの機会に説明したいと思います。
pointヨガ=結ぶ・つなぐ
ヨガの8段階
つながるまでには8つの段階が存在します。以下に8つの段階を記載します。
①ヤマ(禁戒)…やったらダメなこと
②ニヤマ(勧戒)…やったほうがいいこと
③アーサナ(体位法)…姿勢をつくるための所作
④プラーナヤーマ(調気法)…呼吸を通して、体のエネルギーを整えること
⑤プラティヤハーラ(制感)…感覚を整えて自分に注意を向けていくこと
⑥ダーラナー(集中)…心を一つの場所に留める(瞑想の始まり)
⑦ディヤーナ(瞑想)…瞑想の状態
⑧サマーディ(三昧)…瞑想しているという意識も超越した状態(なった事がないので説明できません??)
これらの8つの段階からなっています。
ですので、一般的にイメージされるポーズをとること(アーサナ)というのは、この中の一つの過程に過ぎません。
これらをひとつずつ説明すると非常に長くなるのと、私自身がまだ十分理解できていない部分があるため、細かい説明はわかる範囲で今後していこうと思います。
pointヨガは8つの段階がある
アーサナは何のため?
ではヨガクラスでしているアーサナは何のためでしょうか?
これも私の解釈が入りますが、学んできたことを自分の言葉で表現すると、
《アーサナ(ポーズ)を取る目的》
・瞑想のための座る姿勢がとりやすい体の状態を整えること
・集中力の必要なアーサナを通して自分に向き合うため
と考えています。
ですので、決して単なるストレッチでなければ、筋トレというものでもないですね。
pointアーサナは単なるストレッチではない!
まとめ
以上の内容から、ヨガについて現時点での私なりの解釈ですが、
普段から行いを正しく
体を整え
呼吸を整え
心を整えて
今の自分に集中し
無意識な部分に意識を向けていく
過程と捉えています。
ですから、女性のものという訳でもなければ、体がかたいからできないということではないのです。
しかも、最近はヨガの効果について科学的に多くのことが検証されてきており、健康にとって非常に良いものである可能性が指摘されています。
今後はこういった科学的な知見についても紹介できればと思っています。
ぜひお近くのヨガクラスで体験してみてください(^ ^)