【トレラン初心者にもオススメ】アルトラオリンパス4シューズレビュー
この記事では、アルトラオリンパス4の個人的なレビューをご紹介しています。
こんにちはヒロです。
コロナがだいぶ落ち着きつつあり、トレランやマラソンの大会が開催される機会が増えてきました。
大袈裟かもしれませんが、止まっていた時が動き出した感じがしますw
さて、今日はシューズレビューです。
『アルトラオリンパス4』
先日開催された秋の六甲縦走キャノンボールに出るのに、今まで履いていたローンピーク5がすり減ってきていたのと、使用距離が長くなりつつあったため、ケガ予防のために新調しました!
このオリンパス4をトレラン初級〜中級(中の下)レベルくらいの私の視点で、六甲縦走43kmで使用した感想をレビューしたいと思います。
ちなみに今回の秋の六甲縦走キャノンボールの様子は過去のブログにまとめています。
目次
アウトソール
大きな特徴の一つであるのがアウトソール。
何と言ってもビブラムメガグリップ。
キャノンボール 当日は前半雨で路面少し濡れてましたが、ロード・トレイルともグリップ力はやはり別格に感じました。
乾いた岩場でも着地する時の安心感が違います。
またアウトソールの形状はアルトラならではの足の動きを考えた溝とラグの配置です。
中足部〜後足部(おそらく内側アーチ付近)の中央部は異なる素材が使用されており、ここは柔らかい素材です。
全体的に幅広の形状となっていることと、上記説明のような溝がある構造のためなのか、左右方向への安定感も凄まじく、適度なシューズの剛性の中でも足の形が地形にフィットしやすいなという感覚があり、スネ周りの足首を制御する筋肉の負担が少なく感じました。
シューズ全体が左右に傾くのではなく、部分部分で対応してくれる感覚かな?
気になる点としては、この中央部の素材が違う部分の耐久性はどうなのかなと感じています。明らかに柔らかい素材なので、今後使用しながら変化を確認したいと思います。
ミッドソール
コンプレッションモデル EVAを使用されているとのこと、そして、アルトラには珍しい33 mmの厚底であるため、クッション性は非常に良かったです。
比較として、前回春にローンピークを履いて出場したときは、岩場などの硬い路面を走る際に突き上げる感じなのか、終わった後の足裏の疲労感がありましたが、今回は走り終えてもほとんど感じませんでした。
それだけクッション性は良かったんでしょう。この点は感動しました!
ただ、そのクッション性からか着地の際に少し沈み込む感覚が私としては気になりました。
ロードパートなど走る際にスピードを上げようと思うと、しっかり目に踏み込む感覚だったため、ちょっと疲れやすいかなと感じました。
アッパー
エンジニアードメッシュを使用されているためフィット感もよく、シュータンも柔らかくてピタっとあうため、違和感なく過ごせました。
何より、私個人としてはこのブラックスティールの色がカッコいいなと感じます。どんなウェアにも合わせやすいですしね。
アッパーの分類としますが、かかとのホールド感も良いなと感じた点です。
ローンピークは踵部の芯がないためフニャフニャしており、疲れた時に後足部の不安定性(左右にブレる感じ)を強く感じました。
今回のオリンパスは硬さがあり後足部の遊び感は少ないため、疲れてきても後足部の不安定感はあまり感じませんでした。
あとはアルトラに特徴的である爪先部分の広さです。
ここはアルトラに慣れていれば特に気になりませんし、私はシューズの中で足が滑るのが嫌なので、オレノのアルティメットASOを使用しているため、全く気になりませんでした。むしろ広くて楽チンに感じます。
総合的な感想
私のような『のんびり完走したい人に向けて』
というのが率直な感想です。
ローンピークとの比較になりますが、着地時の左右の安定性やグリップ力、衝撃緩衝などは非常に優れています。
安心して地面に着地できるためストレスが減ります。
デメリットとしては、ローンピークの318gよりは重く329gであり、足が疲れてくるとこの差がジワジワ効いてきます。
あと、何となくの感覚ですが、踏み返しが少し固めに感じましたので、ロードや林道などの走れるパートにおける使い勝手としてはローンピークには劣るかなと感じました。もう一点は、幅広と重さなのか、なんとなく足捌きがゆったりになりやすい印象がありました(多分個人差強いかな?)
こんな特徴から考えると、ミドル〜ロングトレイルを制限時間内に完走目標の人にとってはとても秀逸なシューズと思います。
逆に順位を狙うスピードレースを展開するのならば、ローンピークの方が良いのかなと感じました。
※私自身は楽しくのんびり完走派なので、ローンピークより使用頻度増えそうww
まとめ
今日はアルトラオリンパスについて、個人的なレビューをご紹介いたしました。
ポイントとしては、
《メリット》
・ビブラムメガグリップのグリップハンパない
・着地時の安定感すごい
・厚底クッションの衝撃吸収が良い
・のんびりミドル〜ロングレースを走るのに適してそう
《デメリット》
・タイム狙いやスピードレースにはあまり向いてなさそう
・後半にかけて重さがジワジワ効いてくる
こういった特徴があると感じました。
私のような初級〜中級(中の下)レベルの方が、足の負担を軽減しながらのんびりレースを楽しむために良いシューズだと感じます。
トレランも大会が順調に開催され始めましたので、候補の一足に是非ともご検討を(^^)
詳細は以下アルトラ公式サイトよりご確認ください。