【レースレビュー】六甲縦走キャノンボール2021春SPEED
本記事では、六甲縦走キャノンボール2021春SPEEDのレースレビューを紹介しています。
こんにちは、ヒロです。
最近は週末になると雨ですね。
先週末も雨で、風も強く荒れた日でした。
そんな中先週、六甲縦走キャノンボールに行ってきました!
宝塚側から須磨浦公園までの六甲全山縦走をする関西のトレイルの人の中ではお祭りのようなレースです。
詳細はこちらから
初出場した感想ですが、
まぁ〜どろんこ笑
終始雨が降っていて足元はドロドロのどろんこ祭り。
初めての雨レースでもあり、ほんと大変でしたが楽しかったー!経験値が少し上がりました。
使った装備などまた今度ブログで整理しようと思います。
出てない人や知らない人からしたら、どんなコースか気になりますよね。
そんな方のために、動画も残していますので、お時間ある時にこちらからどうぞ!
それでは詳細についてレポートいたします。
なお、雨だったためほぼ写真はありませんので悪しからず。
目次
スタート〜六甲最高峰
すでに雨。スタート地点の塩尾寺下の広場にはSPEEDの人と往復中のPOWERの人が集まっていました。
スタートは各自で自由に行うため、受付だけスマホで簡単に済ませてスタートです。
広場の階段を登りいきなりの急坂。この急坂を登り、まずは塩尾寺へ向かいます。
塩尾寺までは雨上がりのこともあり、霧で少し蒸し暑い感じでした。
塩尾寺から本格的にトレイルがスタートします。ここから六甲最高峰まで、間で少しロードを挟みながらトレイル中心の区間となります。
この日の気温は10度は超えており、上下モンベルのストームクルーザーだったためか、汗がすごい。この汗が後に影響してくるとはこの時は思いもよらず…。
トレイルの地面は前日からの雨と夜通し走っているPOWERの人たちの踏み跡でぐちゃぐちゃ。水たまりも多く、どろんこ祭りです。
シューズはアルトラのローンピーク5でしたので、靴の中に水が溜まることはあまりなかったですが終始濡れてました。(ただしガーニーグーを塗ってたので終わった後も全然皮膚トラブルなし!)
六甲最高峰までは結構登ります。ここで飛ばすと後半絶対バテるので、周りの人に抜かれながらもここは少し抑え気味に進みます(後で抜き返すと心に誓っておりました笑)。
本当は私設エイドがあるポイントも、コロナや雨の関係か、この日は全くありませんでした。
そして、たどり着いた六甲最高峰は雨と霧で視界不良。全く景色なんて見えません(泣)
そのため、最高峰は登らず、そのままロードを進むことにしました。
六甲最高峰〜掬星台
この区間は下り基調のほぼロードになります。
六甲ガーデンテラスやゴルフ場の横を通りますが、この日は霧で全く見えず。ただ淡々と進むのみ。
途中のサードプレイス六甲で飲んだチーズパンスープが美味しかったー!塩分と糖質・たんぱく質をバランス良く補給できますしね。
その後もロードは続きます。
ペースを上げたくなりますが、後半の山があるためここはイージーペースをキープ。
この辺りから、スタート時からの発汗の影響なのか、試走の時にはなかった何となくだるい感じが押し寄せてきました。
掬星台前から数kmは登り基調のロードになります。この辺は無理せずウォークも混ぜて進みました。
そして、掬星台下でトイレにいくと、おしっこの量が少ない…脱水だ!!
妙なだるさの原因はこれだったのか!!
という気づきを得て掬星台のエイドでしっかり補給をしたのでした。
ここでの豚汁は本当に助けられました!!
あっ、もちろん掬星台も雨で景色なんて全くありません(笑)
ここまでスタートして約3時間45分でした。
掬星台〜市ケ原
しっかり補給して体を整えたことで、だるさは落ち着きました。
ここからは少し登った後に、市ケ原の河川敷までトレイルを一気に下ります。
雨で足元はズルズルなのですが、気持ちよくかっ飛ばせました!
後半の下りは石段のようになっており一段一段が結構高く、着地の衝撃が強めなのでうまく体のばねで吸収しながら進みましょう。
下りきった時には正午であり、気温も上がり、寒い区間も終了したため、市ケ原のところにある桜茶屋さんの前のベンチで、ストームクルーザーを片付けて暑さ対策と自販機で水分を補給して再度スタート。
もちろん市ケ原には誰もいません(笑)
市ケ原〜鍋蓋山〜菊水山
ここから、後半コースの1番の踏ん張りどころである鍋蓋山と菊水山へと向かいます。
いきなり市ケ原から大龍寺へ向かうロードの登りが結構きついです。
そしてここで雨脚も強くなって心折れそうになりながらも、まずは鍋蓋山へ。
景色なんてあるわけもなく、さっさと頂上通過して、一度下って天王吊り橋を通過し、菊水山へ向かいます。
この登りも後半の疲れた脚にとっては結構こたえます。
とぼとぼ進み、菊水山に到着したのは、スタートして約6時間。
あーあ、今日は景色に出会えないなと思いつつ、これがThe キャノンボールで洗礼だなと受け止めておりました。
菊水山〜馬の背
菊水山を下り、鵯越(ヒヨドリゴエ)駅を目指します。
鵯越駅までは道なりに進むだけなのですが、駅から先の住宅街が初心者にとっては迷路!
一応全山縦走の印はあるのですが、春のキャノンボールが逆走のため印を見落としやすく非常に分かりにくいです。
ここは迷わないよう、GPXを使っていない場合は、google mapもうまく活用した方が良いと感じました(私はそうしました)。
今回の大会は、鷹取山を迂回することになっているので、ロードを進み馬の背を目指します。
途中のローソンで食べるからあげクンの美味さに感動します(笑)
エネルギーを補給して今大会の一番のビュースポット馬の背へ。
標高は高くないので、割とさくっと登れます。
スタートから8時間、着いた馬の背はもちろん霧(笑)
それでも良い景色に感じるのは、ここまで来た達成感もあるのでしょう。
掬星台付近で不安を覚えた脚も無事復活して、さぁフィニッシュへ!
馬の背〜須磨浦公園駅
さて、ここからはもうゴール見えたのでルンルン気分で進みます♪
400階段を降りたり、高倉山に登る登り階段は辛いところですが、それ以外は登りの傾斜もさほどきつくありません。
おらが茶屋はもちろん閉まっていましたが、ここまで来れば階段を降りるだけ!
脚のトラブルもなく楽しく須磨浦公園駅にフィニッシュとなりました。
総距離:約44km 獲得標高2,150m Time:8時間50分
という結果でした。
この日の補給
プロテインバー:5本くらい
スローバーチョコレートクッキー2本
ツラレス:1本
からあげクン
サードプレイス六甲でのチーズパンスープ
掬星台で豚汁
コロナの影響もあり、基本的には自分で持っていったもの以外は食べない方針でした。
お茶とポカリはちょこちょこ補給してたので何本消費したかは定かではありません。
初参加の私が思う初心者が完走するための攻略法
タイム狙いの人以外は、登りは歩き、下りとロードでイージーペースのランを基本にしましょう。
結局はゆっくりでもトラブルなくレースを進めることがタイムにもつながると最近は思います。
大人なレース展開ですね。
それでは細かく考えましょう。
序盤はかなり抑えめで良いと思います。
スタートしたウキウキと周りのペースにつられて飛ばしたくなると思いますが、ここはグッと我慢。六甲最高峰までは抑えて登りは全歩きで問題なし。
ここで飛ばしてしまうと、急激な血糖値の低下や、後半の菊水山付近までに脚が攣る可能性大です!
補給については、こまめな水分補給と、定期的なタンパク質と糖質の補給をしながら進みましょう(私は食べ物は1時間行動につきバー1本で動いてました)。
ウェアについては、六甲山最高峰は3月でも結構寒いです!
かと言って、厚着してしまうと汗だくで脱水気味になってしまいますし、市ケ原以降は時間帯も昼になるため、むしろ暑くなります。よって、薄手の汗抜けの良いドライインナー(私はオンヨネのブレスティックPPロングスリーブ)で、ミッドレイヤーやシェルでうまく温度調整を管理することも市ケ原までのポイントであると感じました。
あとは完走したいという気持ちがあれば問題なし!
最後に再度、動画も残していますので、こちらも参考にしていただけるとイメージにつながるかもしれません。
なんだかんだと楽しかったので、来年以降も出場しようと思います(^^)