【レースレポート】よさの大江登山マラソン〜縦走コース〜
この記事ではよさの大江山登山マラソンの縦走コースのレースレポートと攻略のポイントをご紹介しています。
こんにちは、ヒロです。
朝晩はだいぶ暑さが落ち着いてまいりました。
ただ日中はまだまだ暑い日が続きます。
そんな暑い中、京都府の北部でひっそりときついレースが開催されました。
そう、よさの大江山登山マラソンです。
地元の人や京都府以外の人にはあまり有名ではないのかもしれません。私自身も存在は知っていましたが、出場したのは初めてでした。
大会に出場してみた感想としては、
「コースはキッツイ!そして大会関係者や町民の方々が優しい!」
そんなよさの大江山登山マラソンのレースレポートをさせていただきます。
ちなみに私の走力ですが、鯖街道ウルトラマラソン77kmや丹後ウルトラマラソン2019の100km、比叡山インターナショナル50kmを完走しています(全部ギリギリ笑)
フルマラソンの持ちタイムは篠山マラソン2023で3:27:29でした。
目次
よさの大江山登山マラソンとは?
京都府北部にある与謝野町と大江山が舞台となります。
大江山は与謝野町、福知山市、宮津市にまたがる標高832mの連山で国定公園にも指定されています。
今回が第16回大会ということで、結構歴史ある大会のようです。
今回はゲストランナーに有名なランチューバーの三津家さんやオリンピアンの木崎さんがきていました。
気さくに写真にも応じてくださり、これだけでも大満足!!
参加者の中にはスカイランニングの日本代表選手などすごい選手も多々出場されていました。
コースは23.5kmで途中トレイル区間を挟んで大江山を縦走するコース、ロードのみで10kmのちりめん街道コース、3.5kmのチャレンジコースがあります。
それぞれ参加料金は、5,000円、3,000円,1,000円とこの物価高騰時代においておサイフにとても優しい値段設定となっています!
この参加料にも関わらず、Tシャツ、お米、キッチンカーでの100円補助券、スポーツドリンク1本を参加賞としていただけます。
大会ホームページ(https://www.town.yosano.lg.jp/culture/event/trailrun/)
余談ですが、会場付近に道の駅があり、ここで美味しい京野菜や地元で生産したホップを使ったビールなどを買うことができますので忘れずにお立ち寄りください。
私は、もちろん一番きついであろう縦走コースを走ってまいりました。
縦走コースについて
今回出場した23.5kmの縦走コースの概略についてご紹介します。
コースの高低図は以下となります。
累積標高はおよそ1020mになります。
コースを大きく3つのパートに分けると、
①激登りのロード
②トレイル区間
③激下り〜平地のロード
となります。
どーんと登って山を縦走して下って平地を走る感じです。
制限時間は4時間で途中関門もありますので、しっかり走らないと関門に引っかかったりもしますので練習してから臨む必要があります。
エイドは8カ所くらいあって豊富なのでトレランみたいに荷物を持たなくても軽装でも行けます。
※水分しかないので補給食やジェルが必要な人は持参しましょう。
レースレポート
①激登りのロード〜
まずはスタートして2kmくらいは平地です。ここは歩道も狭く集団になっているのでアップと捉えてぼちぼち進みましょう。
ポイントは2km過ぎたところからになります。
全てロードでおよそ7km地点の加悦双峰公園までの5kmを累積標高400m程駆け上がります。
特に前半2kmくらいがグッと上がるのでここを走れるかどうかで、タイム・完走が決まります。
かといって出し切ると後半もたないのでぎりぎりをうまく攻めないといけません。
リズムよく淡々といきましょう。
ちなみに私はある意味ここが勝負どころ捉えて全部走り切りました。
ちなみに、加悦双峰公園をスタートから44分くらいで通過しています。
②トレイル区間
トレイル区間は6kmくらいで千丈ヶ嶽(832m)、鳩ヶ峰(746m)、鍋塚(763m)の順に3つのピークを通ります。
まず、加悦双峰公園を抜けると千丈ヶ嶽を目指します。
千丈ヶ嶽までは割と綺麗な林道とトレイルのため、走れる人は登りも走れると思います。
私は後半心配だったので登りは歩くようにして下りと平地を走りました。
この日は暑い日でしたが、この辺は木陰も多く風が吹いていたので熱った体をクールダウンできました。
千丈ヶ嶽を越え、そのまま鳩ヶ峰に向かいます。
千丈ヶ嶽は1時間15分くらいで通過しました。
ちなみにですが、景色の写真は千丈ヶ嶽よりも次の鳩ヶ峰や鍋塚の方が良いので、時間を気にされる方はここはスルーしても大丈夫です。
この区間の道は踏むと動くような石が結構ゴロゴロしていて階段もあったりと足場が不安定です。
とにかく捻挫しないように進む必要があるため、私はあまり飛ばせず慎重に進みました。
距離は1km程度でそんなにありません。
鳩ヶ峰をサクッと通過し鍋塚に向かいます。
ここを1時間26分くらいで通過しているので千丈ヶ嶽から下りを慎重に走って登りを歩いても10分ちょっとで通過できます。
鳩ヶ峰から鍋塚の間にトイレもあります(多分使用できると思う)ので、トイレがやばい人はここを必ず利用しましょう。その後は見かけなかったと思います。
鍋塚までも1kmちょっとですが、鍋塚頂上手前の登りは結構堪えます。最後の登りですので気合入れて乗り越えましょう!
鍋塚からは少しトレイルで下って池ヶ成キャンプ場付近からロードになります。
鍋塚からの下りは木の段差が続きますのでこれまた地味に脚を削ってきます。
優しく着地することを心がけて体力を温存しましょう。
私は池ヶ成キャンプ場を1時間58分くらいで通過しています。
③激下り〜平地のロード
池ヶ成キャンプ場付近からは5kmほど下りのロードになり、残りの5kmくらいは平地と緩やかな登りのロードになります。
下りのロードは最初の2〜3kmが一気に下るので下りが得意な人はここで稼げます!
ただし、反動なのか下り終わってからの平地がかなりしんどく感じます。
この日は暑いことも相まって最後の5kmは本当に地獄の区間でした。私的には一番キツかった。
歩いている人も多かったようで、タイムを狙う人はここを走り切れるかどうかでもタイムは大幅に変動します。
私は何とか6:00/kmを超えないように5分台で走りきりました。
最後はスタート地点のグラウンドに戻り中を半周してゴールとなります。
ちなみに私は2時間48分17秒で40歳までの部の19位でした。
(この部門の人数は70〜80人くらいだったかな?)
遅くも速くもないボチボチの結果かな?(笑)
レース攻略のポイント
ポイントは最初と最後のロード区間です。
とにかく最初の激登りロードをどれだけ余裕を持って走り切れるかが重要だと思います。
ここがうまくいかないと関門ファイターになる可能性もありますし、疲労しすぎると最後の下りと平地のロードは走れなくなってしまいます。
トレイル区間は短いため、よほど下りが得意な人でない限りゆっくり走ればそこまで差はつかないです。
登りも走れたら差がつくと思いますが、それはかなり上級者の方々です。
とにかく最初の最初の登りロード対策をしておくことが大切と考えます。
あとは気候による対策が必要です。
今回は30℃を超えた晴れの日でかなり暑かったため、エイドで何回かかぶり水をかけてもらいました。
体温が上がり過ぎないようにペースや水などの工夫が必要です。
雨が降った場合はトレイル区間がかなり滑りやすいことが予想されますので、グリップの効くシューズ選びが必要になるかもしれません。
装備について
最後に装備についても整理しておきます。
個人的にはシューズはトレイルシューズ(ロード寄りのもの)をオススメします。
トレイル区間は短いものの、下りが結構滑りやすいので捻挫防止や走りやすさを確保するためにトレイルシューズがいいと思います。
ただし、ロード区間の方が圧倒的に長いのでラグが低いもので問題ないと思います。
ザックを背負うかどうかも悩まれる方が多いかもしれません。
私は身軽さと暑さ対策のためウェストベルトとハンドボトルでいきました。
ハンドボトルはインナーファクトさんから出ているベルトを使用しました。
握らなくていいので結構快適でした。
水分は結局自分で持っていった経口補水ゼリー250gとハンドボトルの500mlのみでエイドは利用しませんでした。(経口補水ゼリーもいらなかったかも)
エイドは水分のみとはいえ数が多いので、塩分補給さえ対策すればザックにフラスク2本とかはいらないと思います。かえって重たくなるし背中が暑いですし。
ジェルも結局一つも使わず終わりました。
この辺りは個人差が大きいと思いますので、普段の練習で自分にどれだけ補給が必要か確認しておくと良いと思います。
まとめ
今回はよさの大江山登山マラソンのレースレポートをさせていただきました。
ポイントとしては、いかに最初の登りの激登りロードを攻略するかだと思います。
参加者はさほど多くないですが、もっと人気が出てもいい大会だと思います。
季節的にも秋のマラソンシーズンに向けた脚作りまたは走力の確認に良いと感じました。
来年は大江山をたくさんの人が駆け巡るようぜひ皆様ご参加ください(^^)