【アルトラローンピーク5】350kmくらい使用した状態を見てみましょう!
この記事では、ローンピーク5をトータルで350kmくらい使用した現時点でのレビューをさせていただいております。
こんにちは。ヒロです。
秋の六甲縦走キャノンボールが近づいて参りました。
私は今回もSPEEDに出ます。これで往復のコースの感じが掴めるので、次はパワーかな?
※SPEEDとは六甲全山縦走の片道45kmくらい。 パワーはその往復。
とりあえず、春は雨でぐしゃぐしゃの中だったので、今回は曇りでもいいから景色を楽しみたいなと切に願いますw
さて、今日の話題はシューズです。
春の六甲キャノンボール前に購入したアルトラローンピーク5。
練習などでも使っているので、かれこれ350km前後使用しました。
これを、買った時と比べてレビューしたいと思います。
※完全に個人的な感想です。使用感の個人差はあると思われます。
目次
アウトソール
まずはアウトソールを比較してみましょう。
上の写真を見ると、一見すり減りは少なそうですが、踵の部分を中心にすり減ってます。
(まだまだかかと接地やな…)
ソールの減りを見ると走り方のクセが分かるのでとても大事なフィードバックになりますね。
アッパー
汚しておりますが(笑)、アッパー部分に破れ等の破損はありません。
一部ほつれはありますが、全然問題ないレベルです。
つま先の補強部分は少しハゲかけていますが、まだまだ持ちそうです。
クッション性
これは見た目にはわかりませんので、自分の主観的な感想です。
買った当初に比べると地面を感じやすくなっている気がしますので、だいぶヘタってきたなぁと感じます。
実際に指で押してみると、結構へこむ感じがあります。
これまでの使用感を改めてレビュー
ではこれまで使用した感じのレビューを改めてご紹介いたします。
ちなみに自分が普段走っている山は福知山の烏ヶ岳と鬼ヶ城という場所です。
林道、ゆったりな道、急勾配の場所などバリエーションのあるコースとなっています。地面は割と柔らかめな感じです。
あとこの期間で出たのは六甲縦走キャノンボールの試走と本番の2回(宝塚→須磨浦公園)でした。
まず、グリップ感。
かなり良いと感じました!
キャノンボールの当日も大雨でしたし、その中でうまく地面をグリップしてる感じで走りやすかったですね。
ただ、150〜200kmくらい使用してから少しずつグリップ感が弱くなったような気がします。
濡れたトレイルの登りでは少しズルッと、岩などの上でも滑りやすくなったなぁと感じています。
最近ではアスファルトの登りでも傾斜によっては滑って力が逃げる感じがありました。
※着地と蹴り出しが下手くそなので余計に感じます( ̄▽ ̄;)
ただ、別に転倒するわけでもないので今でも全然使用しています。
次にクッションと反発
今の時代に主流な厚底ではないのですが、クッション性は良かったように感じます。
反発も厚底系よりも適度に返ってきてくれる感じがするので、ロードや林道など走れる場所では良い感じでした。
ただ、六甲縦走のような少し硬めの路面の多い場所だと、足裏の疲労感はありました。
(色々履いているわけではないので、こんなものなのかなぁ??)
やはり使用距離が長くなるとヘタってくる感じはありましたので、最近では石や突起物などの突き上げ感を強く感じる場面が増えたように思います。
最後に安定性と履き心地。
最初から少し不安な点として、この靴はヒールカップが入っているわけではなくフニャフニャしているので、踵付近の不安定感がありました(専門用語で言うと後足部回内外)。
その分、ヒール付近のソールはややワイドに作られているため、無茶苦茶不安定というわけではありませんが、疲労が溜まってくると、捻挫まではいきませんがグニャっといきそうな感じがあるので注意が必要です。
ヒールカップが入っているシューズに比べると、回内外を制御する腓骨筋や後脛骨筋などスネ付近の細かい筋肉の疲労が溜まる感じです。
踵以外の安定性としては、シューズの剛性としては比較的柔らかいものと感じましたので、シューズの安定性に頼るのではなく、自分の脚の置き方や体の使い方をとても意識する必要があると感じました。
そのような柔らかさが特徴であるため、地形に足が合いやすく取り回しは非常にしやすいなというのが実感です。
それを踏まえた履き心地ですが、私としては満足でした。
よくアルトラはつま先が広くて中で遊ぶという話を聞きましたが、私はそこまで感じませんでした。
むしろつま先が広くて楽でした。
靴下が強力な滑り止めのついているオレノのアルティメットソックスなのですが、この組み合わせの相性かもしれませんね。
一つだけ注意点を挙げるとしたら、ゼロドロップであることです。
トレイルの中では下りも登りも自分にとっては非常に良いのですが、ロードや平地などではドロップ差のあるシューズに比べると前方への推進力を作りにくいです。そのため、推進力を作るための上半身の使い方が非常に大切で、ここが疎かになると踵〜ふくらはぎの疲労感がグッと増します。
ゼロドロップに慣れていない状態でいきなり長距離を使用する前に、段階的に距離を延ばした方が良いと考えます。
ちなみに私は、ロード用もアルトラにして対策を練っております。
現在の使用状況
着地に注意すれば全然まだ使えます!耐久性は良いと感じますね。
ただし、レース本番など大事な時に使うかと言われると、おそらく使用しません。
理由としては以下のポイントをあげます。
・クッション性の低下による脚への負担増
・ソールの減りによるスリップ
・アッパーがいつ破れるか不安(つま先の補強部の破損を含む)
こういった不安がある状態でレースなどの大事な時に使うのは、ケガのリスクなどにつながるため私はしないかなと思います。
靴を買い換えるのは、お金がかかってお財布に辛いところですが、ケガをしてその後通院するならもっとお金がかかるかもしれませんから、先行投資というものですね。
(妻にはそのように説得しましょうww)。
ただ、練習用にはまだまだ使用できそうな感じです。
上記のポイントを逆に利用するのであれば、
・脚の負担を軽減できるようにうまく衝撃を緩和する体の使い方を探す
・ソールの減っていない部分をうまく活用する(今回は踵が減っているので前足部を意識する)
・アッパーを破らないために木々などの細かなものにも注意を払う(→結果的に脚のダメージ減りそう)
こんなところを意識しながら使えばうまく練習で活用できそうです!
あとは、ロードでのアウトソールのすり減りを気にする度合いが減り、ガシガシ使う気になるところもですかね(笑)
まとめ
今日はアルトラローンピークを350kmくらい使った現在の状況でのレビューをさせていただきました。
350km使用した状況をまとめると
・アウトソールは少し消耗して滑りやすくなっている
・クッション性や反発は少しヘタる
・アッパーはまだまだ問題なし。
・レースで使うには不安だけど、練習にはまだまだ余裕で使える
そして、現時点でのレビューとしては
・アウトソールのグリップは十分だけど、濡れた石や岩は若干滑る
・クッションと反発は問題ないけど、硬い地面では脚の疲労感はありそう
・シューズ全体が比較的柔らかくヒールカップがないため、取り回しは良いものの、安定性には注意が必要(疲れていなければ良好)
・ゼロドロップに慣れる期間が必要
ここまで色々書きましたが、間違いなく良いシューズです!
おそらく今後もアルトラの沼にハマったままとなるでしょう(笑)
使用されていない方は、ぜひ候補の一足に(^^)